ときめきメモリアル(AC版)

 です。

 対戦ぱずる玉・・・ではありません。

 アーケード版王道ギャルゲー(友人が命名しました)の方です。

 ゲームに正しい攻略法などありません。

 モニターに水着の少女(アニメ絵)が映ります。

 「ねえ、あたしを見てドキドキした?」

 そこで返答を選択するのみ・・・

 ただ・・・指先に装着された「嘘発見器」が総ての結果を決めるのです

 愛の言葉の重みを嘘発見器で計るという

 信頼も信用も愛の欠片もないギャルゲー(笑)
 


 当時、友人がやたらとハマっていて・・・
 毎日20回とかやっていました(笑)

 普通のアクションゲームだったら、
 よほどのクソゲーじゃない限り、それなりに上手くなるわけです。

 ところが、嘘発見器だけで移動も選択肢もないゲームではどうしようもない。
 どうしようもないゲームを・・・

 気合でどうにかするのがゲーマー魂!


 「あたしと出合って嬉しいかな?」

 もっとときめかなければ・・・
 もっとドキドキしなければ・・・
 もっとワクワクしなければ・・・

 僕の愛は伝わらない!!!

 横の空椅子を掴み力を込める・・・
 うにゅうううう・・・

 心拍数上昇!!!

 奇跡だ!
 ・・・だろうな、この程度の奇跡は起きて当然。

 (上の2行はじっふぃと友人がゲーセンで会話した実話です。)


 「ねえ、あたしの水着を見て興奮した?」

 落ち着け俺の心・・・
 冷静になれ俺の理性・・・
 殺すべきは自身の弱さ・・・

 ・・・駄目だ! 僕の心の虹野さんは殺せない!

 (この言葉も実話です)


 プロフェッショナル!!!

 ゲーマー道とは険しく厳しいものよ!!

 ちなみにこのゲーム。
 じっふぃはまったくやってません(笑)

 右手指が欠損していると・・・
 嘘発見器がエラーになるんですよ(笑)

 まあ、このゲーム。

 やるより、やっている人を見ている方が100倍面白い!!!

 ですからね(笑)



 話はちょっと変わりますが。
 「天使の囀り」という小説に登場する荻野信一君は素晴らしい。

 この小説のジャンルはホラーなのですが。
 脳内寄生虫に血液感染すると・・・
 今まで楽しかったものが苦痛に・・・
 今まで苦痛だったものが快楽に変化するというもの。

 その為に、登場人物達は自分が一番苦痛だったものに囲まれ・・・
 汚水に浸かったり、皮膚を刻んだり・・・
 最後は「死」という最上の快楽の誘惑に負けて死んでいく。

 その中で・・・
 荻野君だけは必死に抵抗するのです。
 教授やスポーツ選手達が安易に自殺して行く中、
 荻野君だけはただギャルゲーを愛そうとするのです。

 荻野君だけは脳内寄生されて正気を失っても・・・
 「ギャルゲーを苦痛に感じることを悲しく思う。」
 全身を蜘蛛に覆われ死の直前でも・・・
 「もう一度ギャルゲーを起動させようとする。」

 話のクライマックス
 寄生虫が荻野君の体内で大量発生し、
 内臓も脳も寄生虫だらけで視力もなく意識すら失われた状況で・・・
 「そのギャルゲーのテーマソングを歌う。」

 その瞬間悟りました。

 ギャルゲーに生きる人間はこうでないくてはならぬのか・・・
 ギャルゲーとは・・・修羅道よ!!



 じっふぃは大笑いして読んでしまいましたが(笑)