ロック・ネス
パッケージの煽り文句は
伝説(ヤツ)が目覚めた!
パッケージには
岩をイメージさせる大怪獣が湖から飛び出る姿。
しかしパッケージの一番下にとても小さく
「ロック・ネス=ネス湖」
ストーリーはというと
テレビスタッフがネス湖のネッシーの番組を作ろうと企画。
ネス湖で一人死亡。
生物学者も加わり怪物探査。
そこで! ネッシーの死体発見!!!
全長10mの恐竜の死体が船着場に流れ着いているのに
テレビスタッフは特集を組もうともしません。
どう考えても世紀的大発見なのにスルー。
生物学者は驚きもせず・・・
「ネッシー殺しの犯人が分かったわ・・・
海からやってきた地球最強の超獣よ!」
と結論。アメリカの調査チームも加わり怪物退治が始まります。
・・・ってネッシーも世紀的大発見だが、その超獣も世紀的大発見ではないのか?
なんて考える人は一人もいません。
こうなったらネッシーの弔い合戦だ!
簡単には網で捕まえられないと分かったテレビスタッフは・・・
こうなったら超強力爆弾でネス湖ごと爆破だ!
それしか選択肢はないのか・・
ええ・・・やりましょう。
勝手に決めるな!
パッケージ裏には
「観光で賑わうネス湖の町は、一転して恐怖のパニック状態に!」 とありますが・・・
超獣は誰にも迷惑をかけていません!
というか、人間を襲わない時点で危険性は野生のライオン以下です。
いくら超獣とはいえ爆弾の前には無力で・・・
テレビスタッフはなんら危機を感じることなく超獣を爆破します。
報道の義務はどうした!
怪獣だから地球防衛軍に倒されなきゃいけないというスタンスのまま
盛り上がりもなく寂しく超獣は死んで行くのでした。
きっと監督は怪獣映画を作りたかったのだろうなあ。
妙にシリアスな分だけ変な映画になってしまったのです。
あの化け物の正体はいったい何だったのだろう・・・
さあ、ネッシーが死んだ今知ることは出来ないわ。
貴様らが言うな!