死神ジョーズ
パッケージの煽りの言葉は
戦慄の血しぶき
1984年イタリア制作の映画です。
超駄作ですが、結構有名な映画。
モンスター・パニック映画好きなら必見!! 超カルトなB級の美学の極み的作品 実はイタリア映画界の大物達が総集合して作っています。
ただ・・・全員変名。
どういった事情があるのか知りませんが、脚本家である
ルイジ・コッツイのインタビュー記事が見つかったのでどうぞ。
ランベルト・バーバ監督と「死神ジョーズ・戦慄の血しぶき」などで一緒に仕事をされていますが。
----プロデューサーのルチアーノ・マルティーノはわたしを呼びつけてこう言った。「われわれはジョーズの小型版を作らなければならない。でも、スピルバーグのよりももっとすばらしく、スペクタクルに溢れたものをだ。しかし、一双のボートと100リラしかない。(ローマの近くの)オスティアで撮影しよう」。わたしは脚本を書いただけだったが、いい映画だったと思う。イタリアでは若干カットされて公開された。
100リラって・・・Vシネマ以下ですか!!!
ストーリーはトチ狂っていて最高。
「ここらへんお魚いっぱいだね〜」
「でも漁師さん多いねえ〜」
「じゃあ、みんな出港しないようにしちゃえ!」
「わぁい。ここらへんの海は全部独占だねえ〜」
というスバラシイアイディアを思いついた悪の一団!
近所で農作業を営む天才科学者を誘拐。
バイオ・テクノロジーを使い最強のモンスターを作り出す!
最強の海洋生物とは
「タコとサメを合体させてイルカの知能を持たせた怪物」だ!
しかし!!! 怪物が暴れだす前に怪物の噂が広がり、調査団&観光客が集合する!
「誰もいなくなる筈なのに! 計算外だ!!!」
「こうなったら殺し屋を使うぞ!!!」
「お魚食べ放題だ!」
怪物を作れる技術があるならそれを売れよ!
殺し屋集団が一味にいるなら別な犯罪があるだろう!
しかし! 一途に海の独占を狙う!!!
彼等は
次世代型海賊だからだ!
怪物との対決!!!
主人公の名セリフ
「こんなこともあろうかと用意しておいてよかったぜ」 対怪物兵器が登場だ!!!
・・・火炎放射器
モンスターは水に潜ることなく律儀に火炎放射器の炎を喰らってくれるのでした。
ミス・イタリアの美女は出演しているし。
カメラマン以下一流スタッフが集合しているだけあって映像や演技もスバラシイ。
だけどなんでこんな低予算!
しかもこんなデタラメストーリー。
これはオススメ(笑)
。